このページは決算分析表の見本(サンプル)です。丹羽総合会計事務所がマンション管理組合の決算後にお渡ししている「決算分析表」を、実際の体裁のままPDFで公開しています。
●●●管理組合様(60戸・築18年・架空)の第14期(令和4年3月期)から第18期(令和8年3月期)までの5期分です。名称・数値はすべて架空で、実在の管理組合とは関係ありません。A4縦・16ページ、金額の単位は千円です。実際の資料は、決算書・総会資料・長期修繕計画などを確認したうえで、貴組合ごとに個別に作成いたします。
この資料の構成
決算分析表は、決算書の数字を「この1年で何が起きたか」「なぜそうなったか」「次の1年で何をするか」の順に並べ替えた資料です。各章で何を記載しているかを一覧にしました。
| 章 | 記載している内容 | この章でわかること |
|---|---|---|
| この1年の振り返り | 管理費と修繕積立金の収支、建物の状況を、決算書の数字と結びつけて文章で整理します。 | 数字を見る前に、どういう1年だったかを共有できる |
| ハイライト | その期の要点を3つに絞り、当期の主要数値を前期対比の一覧にします。 | ここだけ読めば全体像がつかめる |
| ① 決算推移および前期対比増減分析 | 管理費会計・修繕積立金会計の主要科目を5期分並べ、前期との増減額・増減率と、その増減が起きた理由を科目ごとに記載します。 | どの科目がいくら動いたのか |
| ② 直接損益計算書 | 費用を「使用量や建物の劣化に応じて動く水道光熱費・小修繕費(変動費)」と「契約により毎年決まった額がかかる管理委託費・損害保険料(固定費)」に組み替え、限界利益率・損益分岐点・損益分岐点比率を5期分計算します。 | 支出があと何パーセント増えると管理費会計が赤字になるのか |
| ③ 収支改善シミュレーション(管理費会計) | ②の区分をもとに、水道光熱費・管理委託費・管理費の月額を動かしたときの収支差額を4通り試算します。 | どの手を打てばいくら増えるのか |
| ④ 修繕積立金の動き | 修繕積立金の収入・工事支出・期末残高を5期分並べ、毎期いくら積み上がっているかを示します。 | 積立の増え方が鈍っていないか |
| ⑤ 資金の調達と使途 | どこから資金を集め、何に使ったかを調達側・使途側に分けて一覧にします。調達と使途は必ず一致します。 | 入ってきたお金が何に変わったのか |
| ⑥ 修繕積立金残高の見通し | 第2回大規模修繕までの残高を年度ごとに試算し、工事費の見込額との差額を1戸あたりの金額で示します。 | 修繕の時点でいくら足りないのか |
| ⑦ グラフ | 管理費会計の支出合計/収支差額と修繕積立金の増加額/限界利益率と損益分岐点比率/変動費・固定費/資金の動き/修繕積立金残高・管理費繰越金の6面を図にします。 | 数字の並びでは見えない形が一目でわかる |
| ⑧ 特記事項 | 長期修繕計画の見直し、修繕積立金の改定、駐車場使用料の税務上の取扱い、管理委託契約の更新、火災保険の見直し、管理費等の滞納対応など、管理組合で判断の分かれる論点を一覧にします。 | 期限のある手続きを取りこぼさない |
| ⑨ 財務分析指標 | 管理費会計の収支差額率・積立金の月額(円/平方メートル)・積立金残高÷大規模修繕見込額など13指標を5期分並べ、目安・判定・コメントを付けます。あわせて収益性・健全性・流動性・安定性の4つの面をレーダーチャートで示します。 | 自法人の強みと弱みがどこにあるのか |
| ⑩ まとめ 問題点及び改善案 | 現状の問題点と改善案をそれぞれ5点、根拠となる数字つきで整理し、最後に総括を付けます。 | 明日から何から手をつけるか |
総会や理事会でのご説明の際は、この資料をお手元にお持ちいただきながら、1ページずつご説明します。ご不明な点はその場でお聞きください。章立ては9種類の法人で共通ですが、科目名と指標の中身は管理組合向けに置き換えてお作りしています。
マンション管理組合の決算を「数字の報告」で終わらせないために
実際の決算分析表は、貴法人の決算書・内訳書・申告書をもとに個別に作成し、決算のご報告の際にご説明します。顧問契約をご検討中の方のご相談も承ります。
